読みもの -美肌理論-

ブルーライトで変わる肌の驚きの機能

みなさんは夜遅くまでスマホやパソコンを触っていませんか?
近年、スマートフォンやパソコンからのブルーライトが肌に影響を与えていることがわかってきました。

肌の健康の鍵を握る「時計遺伝子」

肌細胞は肌の健康を保つために2つの働きをしています。

1:日中は肌を保護
2:夜は日中に起きた傷の修復や翌朝の肌の準備

その働きをするうえで重要なのが、肌細胞にある「時計遺伝子」です。

時計遺伝子は光を直接感知して、昼夜の働きを切り替えます。
そのため、ブルーライトを浴びている間は肌が昼間だと錯覚して、夜に行うべき日中の損傷の修復機能が働きません。
ブルーライトの影響で肌の修復サイクルが乱れ続けると、細胞の損傷が増加して肌老化を促進させます。

K.Dongらの研究で夜間にブルーライトを浴びた肌細胞と浴びていない肌細胞を比較したとき、
ブルーライトを浴びた肌細胞は活性酸素の産生、DNA損傷、炎症が増加しているという結果もでています。

夜遅くまでブルーライトを浴びていては紫外線対策やスキンケアをしていても効果が少なくなってしまいます。
ブルーライトの影響は画面の明るさの調整やブルーライトフィルターでも緩和されます。
美肌づくりの基本となる肌細胞の機能を妨げないよう、スマートフォンやパソコンの設定を見直しましょう。

【参考文献】
Dong K et al, “Blue light disrupts the circadian rhythm and create damage in skin cells”, Int J Cosmet Sci, 41, 558-562 (2019).