読みもの -美肌理論-

【意外と知らない】夜のかゆみ原因とは…

1月に入り、朝晩の冷え込みも厳しくなってきました。

冬は空気の乾燥、気温の低下など肌が乾燥してかゆみを感じやすい季節です。
この時期、夜になると肌がかゆいと感じることはありませんか?
夜かゆみを感じやすいのは季節以外にも原因があります。

夜のかゆみの原因

かゆみを感じる原因のひとつに「入浴」があります。
入浴後の肌は、うるおいやバリア機能を保つのに必要な角質層内の天然保湿成分や肌表面の皮脂などが流れ出て乾燥しています。

また、体温が上昇して肌の水分が蒸発しやすい状態なので、日中に比べてかゆみを生じます。

じつはそれ以外にも原因があります。

概日リズムで見るかゆみの原因

人間は一定時間経つと眠くなったり朝と夜で体温が違うなど、からだの「概日リズム」があります。
肌にも概日リズムがあってさまざまな変化をしています。
23歳~53歳までの男女16名を対象に行った研究で、肌が変化した項目をお伝えします。

■経表皮水分蒸散量
角質から蒸発する水分量は日中は少なく、夜は多くなります。蒸発する水分量が多い状態は、乾燥していてバリア機能が低いことを表します。
そのため、外部からの刺激を受けてかゆみを引き起こしやすくなります。

■表皮温度
肌表面の温度は日中下がって、夜上がることがわかりました。
表皮温度が上がった肌は水分が蒸発しやすく、乾燥が起きやすい状態です。

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このように、夜は乾燥によるかゆみを感じやすい条件がそろっています。
だから、寝る前のスキンケアが大切。
乾燥からくるかゆみは保湿で軽減されます。
寝る前にしっかり保湿して、かゆみを予防しましょう。

【参考文献】
G. Yosipovitchi et al. “Time-Dependent Variations of the Skin Barrier Function in Humams: Transepidermal Water Loss, Stratum Corneum Hydration, Skin Surface pH, and Skin Temperature”, J Invest. Dermatol 119, 20-23 (1998).