読みもの -美肌理論-

【冬の肌トラブル】肌の感覚のメカニズム

寒さが日増しに深まる季節になりました。冬になるとかゆみなどの肌悩みが多くなります。

肌はどのようにしてかゆみを感じているのでしょうか?
今回は乾燥からくる冬のトラブルについて、肌の感覚のメカニズムと合わせてご紹介します。

乾燥と静電気

冬に静電気が起こる原因のひとつが肌の乾燥です。人が帯びている(+)と(-)の電気量は、肌に水分があればバランスよく存在できて余分な電気量がうまく放電されますが、肌に水分が少ないと体内に電気が溜まっていきます。

体に感覚を伝える神経のうち、静電気のように伝導速度が速くて鋭い痛みは「Aδ(エーデルタ)線維」という神経が伝えています。

冬場は肌の乾燥以外にも外気の乾燥や衣類の摩擦など電気量のバランスが崩れやすい条件が多いので、より注意が必要です。

乾燥とかゆみ

肌は水分が減って防御力が低下すると、警告の意味で通常よりかゆみが強く出ます。警告を出す司令塔は「C線維」という神経でかゆみのほか冷感などを伝えます。
C線維を囲む細胞には、C線維を伸縮させる「神経伸長因子」と「神経反発因子」があります。

健康な肌のC線維は神経反発因子が優位で正常な位置にとどまっていますが、肌が乾燥しているとC線維が角質層の手前まで伸びるのでかゆみを強く感じます。

乾燥による静電気もかゆみも基本的な対策として保湿が有効です。
毎日のケアで乾燥によるストレスをなくして冬を快適に過ごしましょう。