2010/9/4 土曜日

逆の発想。

「毛穴としわが気になります。

ミネラルファンデーションでどうやってカバーすればいいでしょうか」。

よく聞かれる質問です。

ミネラルにかぎらず、

ファンデーションに含まれている顔料を多くつけると

毛穴やしわが目立つようになります。

まずはファンデーションの量を減らしてみてください。

ちなみに、

ミネラルパウダーで肌につやが出ないという方も

ファンデーションの量が多すぎるのが原因かもしれません。

うすくつけると、マイカの効果で

肌がつやっとみえるはずです。

プロのヘアメイク 佐藤圭さんが

仕事で使うミネラルファンデーションの量は

びっくりするくらい少ないですよ。

毛穴が目立つときは、

1、ファンデーションの下にパフでプライマーをつける

2、Tゾーンなどの化粧を直すときはファンデーションよりもプライマーを使う

ファンデーションを重ねないと、

化粧も崩れにくいのでおすすめです。

2010/9/1 水曜日

沐浴ガーゼ。

わが家には、赤ちゃんをお風呂に入れるときに使う

沐浴ガーゼが20枚以上あります。

じつはこれ、皮膚に刺激を起こさない布で

美容皮膚科の敵である「炎症」対策にうってつけのアイテムです。

洗顔したとき、汗をかいたときは、沐浴ガーゼでそっと顔を押さえます。

(タオルハンカチで汗を拭かないほうがいいでしょう)

また、枕の上に広げるとちょうどよく枕が覆えるサイズなので、

毎日寝る前にセットします。

寝ている間の摩擦が

起毛のタオルと比べて格段に減ります。

そして起きたら洗濯かごへ。

(柔軟剤を使わずに洗ってください)

酸化した皮脂やクリームが枕についたままで翌日も寝ると

毛穴つまりやニキビの原因になるので、

毎日交換することが重要です。

この方法だと「置くだけ」なので、毎日の交換も楽なのです。

2010/8/31 火曜日

繰り返さないために。

美容皮膚治療は、皮膚が健康であることが前提。

しみやしわのご相談を受けても、

皮膚に炎症がある状態では美容治療は奏功しにくいのです。

一番多い炎症の表現形は「乾燥」や「くすみ」。

(もちろん、炎症はこれだけではありませんが)

肌が赤くならないと炎症が起きていることがわかりにくいですが、

スキンケアやメイクの指導で炎症の原因をなくすと

乳液なしでもいられて黄みの少ない明るい肌になるので、

初めて炎症の存在に気づくことができます。

先日、当院で数年前にしみの治療をされた方が、

「スキンケアとメイクを見直したら、とったしみが元に戻らないようになりました。

乳液を何度もつけてもあんなに顔がつっぱっていたのに

うそみたいに乾燥しなくなりました。」

とおっしゃってくださいました。

一度治療したしみがまた出るかどうかは、

毎日のスキンケアやメイクで

無駄な炎症をどれだけださないかにかかっています。

2010/8/16 月曜日

飲む日焼け止め

体の中から活性酸素を抑えて

紫外線のダメージを最小限にするための食事について

先日ブログでお伝えしたところ、

たくさんの反響をいただきました。

今、アンチエイジング界で注目されている抗酸化成分のひとつに、

「アスタキサンチン」があります。

抗酸化力はビタミンCの6000倍もあり、

紫外線で生じる皮膚の活性酸素を抑えるほか、

脂質の酸化を抑えたり

体中の炎症を抑えたりする効果があります。

まさに、「飲む日焼け止め」のような成分ですが、

じつは鮭やエビ、カニ、イクラなどの赤い色素の成分です。

アメリカではDr.ペリコーンという皮膚科医が

「毎日鮭を食べてアンチエイジングを」

と指導しているアスタキサンチンは、

日本では最近ようやく認知されるようになってきました。

今回、抗加齢医学学会で注目されていた

医療機関専用の高濃度のアスタキサンチンを

院内で販売することにしました。

今まで、個人的には

どちらかというとサプリメントに消極的でしたが、

あまりに強い抗酸化力と

体の中から紫外線のダメージを防げることに魅せられて

この夏は朝に内服していて、

今年の夏は不思議なくらい肝斑と無縁です。

他にも、疲れ目を改善したり、

疲労を改善したりするデータもあるようですので

ご興味のある方はご活用ください。

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先日、スタッフ全員で行った

勉強会の様子です。

みんなアスタキサンチンに興味津々で、

いつも以上に活発な質問が飛び交いました。

2010/8/11 水曜日

頑張りすぎ

プロのヘアメイク・佐藤圭さんは、

「まるでノーメイクのように思わせて、

よく見るとすごく手が込んでいるのが上手なメイク」

とおっしゃいます。

とても大切な意見だと思います。

女性は美しくなるためにメイクするので、

「手を加えるほど美しくなれる」という考えで

必要以上にプラスしすぎてしまいがち。

でも、

「頑張っている感じ」が苦手な男性は意外と多いものです。

私も、頑張りすぎないように

眉毛とまつ毛は自前、を心がけています(笑)。

2010/7/28 水曜日

大切な道具。

皮膚科医にとって大切なのが、「眼と手」。

診療中、毛穴のサイズをねらってレーザーを照射しているので、

私にとって眼は大切な仕事道具のひとつ。

目の老化である白内障にならないように、

強い紫外線には気をつけています。

また、皮膚科は見て触れることが大切で、

触れると、病変がどの層にあるのかを推測することができます。

だから手が荒れていると診察しにくいのです。

刺激から手を守るために

外出するときはいつも

綿の柔らかい手袋をつけています。

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2010/7/26 月曜日

メガネやサングラスのあと。

肝斑はアジア人に多いシミで、

これに悩む日本人女性はたくさんいらっしゃいます。

(私もその一人です)

ひと言でどんな体質かといえば、

「皮膚に炎症がでやすい体質」。

こすったつもりはなくても、微小な炎症が生じてメラニンが増えてしまうのです。

そのため、クリニックではこすらない指導を徹底しています。

マッサージをしていないか、

洗顔時は手が顔に触れていないか、

スキンケアやメイクを肌の上でのばしていないか、

(手になじませてからやさしくのせるのが正解で、

すりこんでも吸収に差はありません)

ミネラルファンデーションはブラシでなくパフでつけているか、など

細かくチェックさせていただいています。

この体質の方はメガネやサングラスをかけると、

こすっているわけではないのに

その部分がしみになりやすいのも悩みのタネ。

触れているだけにみえるようなものでも、

小さな摩擦で炎症をおこしてしまうのです。

ただし、

紫外線による老化は、

皮膚だけでなくじつは眼に与える影響がとても大きいので、

眼を守ることは大切です。

私は、日差しの強さをみながら

最小限でサングラスをつけるようにしています。

2010/7/21 水曜日

食べる日焼け止め。

「先生は昔から色白なのですか?」

先日こんなことを聞かれたので

母に尋ねてみたら、

「真っ黒だったわよ」

と大笑いされました。

もともとの色白ではない私が

皮膚から日焼けのダメージを防いで色を白く保つ方法、

今日はこれについてお話したいと思います。

一番大切なのは、「物理的に遮光すること」。

日傘をさすなど、外出するときはこの方法が確実です。

(体に日焼け止めをつけると肌が乾燥するので使っていません。

顔はミネラルファンデーションだけです)

もうひとつは「日に当たる前に食べるものを選ぶ」。

これは私が医師になってから

意識的にしていることですが、

強い紫外線に当たる前に抗酸化作用のある

ビタミンA、C、Eやフィトケミカル(ポリフェノールやリコピンなど)を

積極的にとっています。

皮膚は紫外線で老化するのは事実ですが、

正確には、紫外線そのものではなく

紫外線によって生じる活性酸素によって炎症が生じて老化するのです。

だから、体の中から抗酸化物質をとると、

どこが日に当たっても皮膚のダメージを減らすことができるのです。

名づけて、「食べる日焼け止め」。

先日、家族で海に行ったときも

前夜にトマトリゾットでリコピンを十分補い、

当日の朝食にはフルーツ、トマト、

そしてオリーブオイルが入ったチーズを食べました。

アスタキサンチンを多く含む鮭は毎日のように食べています。

これらの抗酸化物質は、体中の無駄な炎症を防いでくれるので

抗加齢医学の視点からも大切な食材です。

2010/7/16 金曜日

リズム。

私のスキンケア指導の特徴のひとつが

日内リズムを利用すること。

治療する時間帯によって

効果が変わることがよくあるのですが、

これは体が24時間サイクルで変化しているためです。

さらに、

閉経以前の女性には月経周期のリズムもありますので

この2つのリズムをうまく利用すると、

治療効果があがります。

先日、

「仕事が忙しく帰宅が21時ごろになったら

ニキビが悪化するようになった」と

受診された20代の女性が受診されました。

夕食も遅くなるので、朝に食欲がなくなるとのこと。

そこで、寝る時間と夕食の時間を

3時間きちんとあけるように指導しました。

(こうすると、寝ている間に肌の代謝を上げる成長ホルモンが

たくさんでるので、肌荒れしにくくなります)

1カ月後に再来院したときは、

ニキビがでなくなっただけでなく、

肌全体にとてもつやがでていました。

「3時間を守ったら、

肌もきれいになったし、朝ごはんもおいしくなってよかったです」

とおっしゃっていました。

夕食をできるだけ早めの時間帯にとって

食後の間食を控えて空腹で寝ると、

肌がきれいになるだけでなく

同じカロリーを摂取していても痩せやすくなります。

日内リズムを見直すと、

どんな人でも体の変化を感じるはずです。

2010/7/14 水曜日

接触するもの その2。

皮膚にいつも接触しているものの代表といえば、「下着」。

クリニックでは、下着があたる部位の黒ずみの相談も多いのです。

これは「炎症後色素沈着」。

下着と皮膚が摩擦したことで生じる弱い炎症を

繰り返してできるトラブルの代表です。

みなさんは、下着をはずしたときに、跡がついていないでしょうか?

もし、腰回りや背中、肩に跡がついていたら

下着がきつすぎます。

(男性はブラジャーをしないので、

背中や肩に帯状に色素沈着をつくる人はまずいません)

パンティも、色素沈着が気になる部位に

レースや縫い目があたっている人がほとんど。

美白剤を使うより、まずは下着で摩擦しない工夫が必要です。

ちなみに、

お尻の湿疹や色素沈着の場合、

ジーパンなどの固い素材の衣類を好む人は

炎症を抑える薬をつけても再発しやすくなります。

また、頻繁に自転車に乗ったり、いつも固い椅子に座ったりするのも

改善の妨げになります。

できたものを抑えるより

皮膚に接触する環境を見直すことが大切です。

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